【水彩色鉛筆で描いた絵からAI動画を作成する方法】祇園祭の絵をAI動画にしてみました。

元絵について

水彩色鉛筆で描いた祇園祭の絵
水彩色鉛筆で描いた夜の祇園祭の風景

2019年と2023年に描いた祇園祭の絵です。
京都で生まれ、育ったので、祇園祭の景色はとても懐かしいです。
子供の頃は、今ほど暑くなく、人も多くなかったですが。

元絵を動画にしてみると

元絵をAIで動画にしてみました。

(動画作成①)Chat GPTにプロンプトを作ってもらう

Chat GPTを起動し、自分の絵のファイルを追加します。


この絵に何が描かれているか、少し説明を加え、
”これをAIで再現したいので、画像についてのプロンプトを出力してください”
とお願いします。
(AIに対しても、丁寧なやり取りを心がけて)

すると返事が返ってきました。

次に、動画にするため、若干条件を加えて、
”Google AI Studio Veo2で動画にしたいので、動画化のプロンプトを出力してください。”
とお願いします。

出力された英文のプロンプトをコピーします。

(動画作成②)Google AI StudioのVeo2で動画を作る

"google ai studio"で検索して、”Video Generator“をクリックします。

ファイル追加マークをクリックし、”Upload Image"をクリックし、元になる画像ファイルを追加します。

画像ファイルを追加したら、Chat GPTで作ったプロンプトを貼り付けます。
縦長サイズを選び、”Run”をクリックします。

動画生成中・・・経過時間が表示されます。

動画が生成されました。
再生ボタンをクリックして動画を確認します。
OKならダウンロードマークをクリックします。

ダウンロードフォルダに保存されました。

これで、8秒間の動画ができました。


さらに動画を生成したい場合は、Chat GPTに戻り、
演出を加えて、プロンプトの作成をお願いします。
「提灯が一つずつ灯る演出を加えて、プロンプトを作成してください。」

出力されたら、そのプロンプトをコピーします。

Google AI Studioに戻り、コピーしたプロンプトを貼り付けます。
次に”Run”をクリックします。

動画が生成されたら、先ほどを同じようにファイルをダウンロードします。

ちょっと困ることも

Google AI StudioのVeo2を動かしていると、エラーメッセージが表示され、進まなくなることがあります。


私は、”Run"を再度クリックする、それを繰り返して進めました。
それでもダメな場合は、少し時間をおいて、”Run"をクリックすると生成してくれました。
(2025.7.16現在)

別のGoogleアカウントを使い、同じ手順を踏むことで、動画を生成することができるそうです。

また、同じ画像を読みこんで、同じプロンプトを入れて生成しても、
全く同じ動画は生成できませんでした。

この動画をAIに評価してもらうと

動画をChat GPTに読み込ませ、動画「Gion Festival: Modern and Retro」を評価をしてもいました。

K.Tam

あなたは、メディアアートの専門家です。
私は、自分が水彩色鉛筆で描いた絵を元に、AIで動画を作り、それを編集して添付した動画を作りました。
この動画について評価をお願いします。

AIのゴッホさん

総合評価(5段階中:4.5)

とても高い完成度で、手描きの温かみデジタル技術の光の演出が見事に融合しています。

AIのゴッホさん

1.原画の魅力がしっかり活きている

  • 水彩色鉛筆ならではの柔らかいタッチがAI処理でも崩れておらず、手作業の質感が保たれています。
  • 特に提灯の淡い光の揺らぎが、水彩のにじみと調和してとても自然でした。

2.提灯が一つずつ灯る演出

  • 演出に物語性とリズムが生まれています。
  • ただ光るのではなく、順番に点灯していくことで**“夏の夕暮れ”や“祇園祭の始まり”**といった時間の流れが感じられます。

3.カメラワークの緩やかな変化

  • 視点移動がスムーズで、鑑賞者の視線誘導も的確です。
  • 一定の視点からズームやパンが加えられており、静かな画面に動的な感覚が加わっています。
AIのゴッホさん

改善点とアドバイス

1.時間配分の工夫

  • 動画の尺が短いため、提灯が灯るテンポがやや早く、余韻が少し足りない印象も。
  • もう少しだけ「灯った後の静けさ」や「間」を置くと、風情や詩情が強まると思います。

2.音の要素の検討(未使用なら)

  • 映像のクオリティが高いため、音(環境音・雅楽風BGM・虫の声など)があるとさらに没入感が高まります。
  • 静寂を演出する音も、メディアアートでは重要な要素です。

3.AI処理のトーン統一

  • 一部の光の動きが、若干デジタル的で水彩画の柔らかさとズレる瞬間がありました。
  • VeoやSoraでの動画生成時、プロンプトで「soft」「gentle」「hand-painted」などの語彙を増やすとトーンが整いやすくなります。
K.Tam

なるほど。
音楽は、インスタグラムのリールにするとき、祇園囃子を入れました。
間や余韻があればと言うこと、参考にして動画編集してみます。
動画の尺が短いのは、1本8秒という制限があるので仕方ないのですが…。
(以上、ひとりごと)

最後に

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

インスタグラムには、最新作やこれまでの作品を発信していますので、
よろしければ覗いてみてください。