【水彩画&水彩色鉛筆の使い方】桜吹雪の中を走る井の頭線を水彩色鉛筆で描いてみました
桜吹雪の中を走る井の頭線を水彩色鉛筆で描きました。
桜が満開の井の頭公園、
井の頭公園駅を出た列車が渋谷方面に向かいます。
風に舞う桜を印象的にするため、水彩色鉛筆とは違うものを使っています。
目次
- 1 描くときに使ったもの
- 2 水彩紙に下書きする
- 3 空を水彩色鉛筆で塗る
- 4 線路の部分を水彩色鉛筆で塗る
- 5 桜を水彩色鉛筆で塗る
- 6 線路脇の植え込みを水彩色鉛筆で塗る
- 7 桜の花を水彩色鉛筆で塗る
- 8 線路脇の柵や道路を水彩色鉛筆で塗る
- 9 桜の花を水彩色鉛筆で塗り重ねていく
- 10 線路脇の柵と道路を水彩色鉛筆で塗り重ねていく
- 11 線路の部分を水彩色鉛筆で塗る
- 12 井の頭線の車両を水彩色鉛筆で塗る
- 13 桜の枝と幹を水彩色鉛筆で塗る
- 14 車両や線路、植え込みなど細かい部分を水彩色鉛筆で塗る
- 15 細部を水彩色鉛筆で塗り重ね、メリハリを出していく
- 16 全体に桜色を水彩色鉛筆で塗る
- 17 舞い散る桜の花びらを、「ネイルパーツ」で表現する
- 18 仕上げ
- 19 最後に
描くときに使ったもの
- 水彩紙「ヴィファール水彩紙 ブロックスケッチブック 荒目 F4」
- 水彩色鉛筆「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」
- 水彩色鉛筆「ファーバーカステル アルブレヒト デューラー 水彩色鉛筆」
- (下書き用)三菱鉛筆 消せる色鉛筆 ユニアーテレーズカラー
- 消しゴム&鉛筆削り&筆
- 100円ショップ「ワッツ」で購入した「ネイルパーツ」と木工用ボンド&つまようじ
水彩紙に下書きする
「三菱鉛筆 消せる色鉛筆 ユニアーテレーズカラー」の
キューピッドピンク(No.320)を使って下書きをしました。
2023年3月20日に井の頭公園駅に行き、鉛筆でスケッチしました。
帰宅後、ペンで描き、簡単に着色し、全体のイメージを考えました。
(この日、桜はまだ満開ではなかったですが、今年の開花は早かった)
空を水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
パウダーブルー(No.125-330)を空の上部に、
グラシアブルー(No.125-31)を空の下部に塗り、水で溶かします。
線路の部分を水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
ピーチ(No.125-43)やフォーン(No.125-49)、ゴールデンウォーカー(No.125-16)など
オレンジ系の色で線路に敷いてある石を描きます。
桜を水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
ライトカーマイン(No.125-21)を塗り、水で溶かします。
後から色を足していくため、薄めに塗りました。
線路脇の植え込みを水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
オリーブグリーン(No.125-57)、ライトオーカー(No.125-17)を塗り、水で溶かします。
桜がメインのため、実物に近い深緑色にせず、弱めの色で塗りました。
桜の花を水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
マゼンタ(No.125-20)やピンク(No.125-25)など赤系の色を塗り、水で溶かします。
枝に沿って、濃い赤を塗っていきます。
桜の木の下部分には、
ライトグレイ(No.125-80)やクールグレイ(No.125-890)を薄く塗っています。
線路脇の柵や道路を水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
パステルバイオレット(No.125-602)やダークオーカー(No.125-17)を
筆で色鉛筆から直接色を取り、塗っていきます。
ここでも、あまり強い色は塗っていません。
桜の花を水彩色鉛筆で塗り重ねていく
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
マゼンタ(No.125-20)やピンク(No.125-25)など赤系の色を塗り、水で溶かします。
(乾かないうちに色を塗ったので、少し色がきつくなってしまいましたが、良しとします)
線路脇の柵と道路を水彩色鉛筆で塗り重ねていく
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
バーントシエナ(No.125-73)などの茶系の色で柵を
ウォームグレイ(No.125-85)などのグレー系の色で道路を塗ります。
線路の部分を水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
ダークオーカー(No.125-17)やクールグレイ(No.125-890)などのグレー系の色で
線路の部分を塗ります。
筆を直線的に動かし真っ直ぐに描いていきます。
井の頭線の車両を水彩色鉛筆で塗る
いよいよ井の頭線の車体を塗ります。
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
オレンジ(No.125-4)で車体の正面と横の部分を
グレイ(No.125-8)、クールグレイ(No.125-800)などのグレー系の色で
車輪の部分や窓の部分を塗ります。
車体は、かなり省略して描いていますが、
窓の位置などは、できるだけ正確に描くようにしています。
桜の枝と幹を水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
グレイ(No.125-8)で桜の枝を塗り、水で溶かしていきます。
枝と幹は、グレー系の色をベースにして、後でピンクや紫系の色を足していきます。
車両や線路、植え込みなど細かい部分を水彩色鉛筆で塗る
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
ダークオーカー(No.125-19)やグレイ(No.125-8)、ウォームグレイ(No.125-85)などで
車体の窓や車輪の部分、線路のメリハリ、植え込みの葉っぱの陰などを塗っていきます。
列車の窓や線路は、直線のため、曲がらないよに慎重に・・・
細部を水彩色鉛筆で塗り重ね、メリハリを出していく
車両の先頭部分にある「KEIO」の文字、ドアや窓、
踏切や線路脇の柵など
細かい部分を水彩色鉛筆で塗っていきます。
車両の細部は、「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
ダークオーカー(No.125-19)やグレイ(No.125-8)、ウォームグレイ(No.125-85)などを、
踏切の部分は、ブライトイエロー(No.125-110)とダークオーカー(No.125-19)で塗りました。
黒を使うと、その部分が浮いて見えるので、使用していません。
全体に桜色を水彩色鉛筆で塗る
画面全体を調和させるため、
「ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレル」の
ライトカーマイン(No.125-21)やマゼンタ(No.125-20)
「ファーバーカステル アルブレヒト デューラー 水彩色鉛筆」の
ライトマゼンダ(No.119)を塗っていきます。
色が濁らないようにするため、水で溶かしません。
舞い散る桜の花びらを、「ネイルパーツ」で表現する
つまようじを使って木工用ボンドを画面につけていきます。
その上から、100円ショップで購入した「ネイルパーツ」を散らしていきます。
スケッチブックを揺り動かし、木工用ボンドに「ネイルパーツ」が付くようにします。
仕上げ
木工用ボンドが乾くのを待ち、ところどころ補正して、完成です。
最後に
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
桜吹雪をどう表現しようか?アクリル絵の具を散らそうか?
いろいろ考えた結果、100円ショップで見つけた「ネイルパーツ」を使いました。
見る方向によって桜吹雪の光り方が違うので、これを使って正解でした。
インスタグラムには、制作過程を短くまとめたリールや
これまでの作品を載せています。
どうぞご覧ください。